モバイルSEO*はモバイルSEO対策について研究・情報公開を目的としたBLOGです。

2008年12月3日水曜日

Googleモバイルのアルゴリズム

Googleモバイルのアルゴリズムはここ2ヶ月くらいで大きく変動しているように感じる。
特にPCでも謳われている被リンクサイトの信頼性が大きく影響してきているのは間違いない。

SEO業者でありがちな「自動生成された大量のサイトを被リンクとする手法」というのは
モバイルSEOでは通用しなくなっている。

信頼性の高いサイトをどのくらい用意できるのか。
これが今後のSEO業者に問われる課題ではないだろうか。

関係ない話しになるが、日本における検索エンジンランキングが発表された。
検索エンジンランキング
やはりというか、日本におけるYahooのシェアは相変わらずである。
私としてはアルゴリズムが不安定なYahooはあまり使う気にはなれない。

2008年11月4日火曜日

URLの統一

一つのページでもURLは複数存在することがある。

例えば
http:abc.com
http://www.abc.com
http://abc.com/index.html
http://www.abc.com/index.html
といった風に。

この場合、外部リンク・内部リンク・検索エンジンのカテゴリ登録に
どのURLを使うか必ず決める必要がある。

もしもバラバラに使ってしまうと、リンクの力が分散してしまい
SEO上好ましくない。

また、外部リンクが少ないURLが検索エンジンにインデックスされた場合、
順位は降下するだろう。

もしもそうなってしまった場合、解決策はある。
リダイレクトさせることだ。
その際302ではなく301リダイレクトすること。

すると次のインデックス更新時元に戻ることがある。

http:abc.comで順位が上位だったのにhttp://abc.com/index.htmlが
インデックスされた途端順位が降下するというのは
大企業のモバイルサイトでもよく見かけることである。
気をつけたい。

2008年10月23日木曜日

PageRankアップデート

GoogleツールバーのPageRankがアップデートされた。
9月末にアップデートされたばかりなのだが。

これまでは3ヶ月おきの更新頻度だったのだが、
今回の更新は、一ヶ月もたっていない。

私のサイトもいくつかPageRankが変動していた。

まぁ、PageRankにこだわりすぎるのもSEOとしてはナンセンスな話しであるが。
今後の状況を見守っていきたい。

2008年10月21日火曜日

DoCoMo公式サイトに対するモバイルSEO

公式検索にもっとも影響を及ぼすのがカテゴリ内の順位である。
この順位は「登録人数」「クリック数」など事業者毎に基準が異なる。
ドコモの場合は基本的に利用者の多い順。
利用者(登録者数やアクセス数)が増える⇒上位に表示される⇒アクセスが集まる⇒さらに人気が出るの好循環が繰り返される。
これでは新参サイトが上位に食い込む余地がない。

ドコモはその救済策(?)の為2008年6月に順位の一部を入札制にした。
検索エンジンにおけるリスティング広告(検索キーワードと共に表示される関連性の高い広告)が、検索結果そのものより上位に表示されるのと同じ仕組みである。

業者によっては公式サイト・一般サイトのSEO対策それぞれに対して価格を設定していることがある。
しかしよく考えて欲しい。
そもそも公式サイトのSEOなど存在しないのではないのか。
一般サイトのSEO対策で、結果公式サイトの順位が上がるということはある。
しかし、公式サイトのみの順位をSEOで上げるというのは難しい。

公式サイトのSEOについては今後も勉強していきたい。

2008年10月17日金曜日

VSEOの可能性

Googleは、9月に「Gaudi」という動画内の音声をテキスト化して、インデックスするシステムを試験的に開始している。

なんと動画内の音声(言語)を、検索対象にできるのだ。

現在のGoogle.co.jpにおいてもYoutubeの動画は上位に表示されることが多い。
Youtubeを始めとする動画コンテンツがSEOに大きな影響を与えることになるだろう。


「Gaudi」はテスト段階でPoliticians channelsという政治家に関する動画にしか利用できないようだ。
VSEOに与える内部要因として重要なのは
(1)話されている言葉の関連性
(2)Youtubeに投稿したビデオのメタデータ
(3)投稿日の新しさ
の三点のようだ。

VideoSEOの時代がすぐそこに迫っている。

2008年10月16日木曜日

Yahoo!モバイルリニューアル

Yahoo!モバイルがリニューアルされた。
アダルトフィルターがデフォルトで有効になったようである。

検索設定でアダルトフィルターを解除できるようであるが、
アダルトサイトに対してモバイルSEO対策を施している業者は相当痛手ではないだろうか。

しかし、精度は低いらしくすり抜けるアダルトサイトも多数あるとか。

現状モバイルにおけるアダルトの規制はあまりにも弱すぎるので
これから規制に力を入れていってもらいたいのであるが、
SEO業者としては複雑な心境である。

2008年10月15日水曜日

Yahoo!、インデックスアップデート

http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/09/yahoo_algorithm_update.html
Yahoo!検索において、Yahoo! inc.が開発しているウェブサーチエンジン「Yahoo! Search Technology (YST)」のインデックスのフルアップデートを開始しました。


順位の変動がしばらく見られそうだ。
前回は確か9月10日にインデックスアップデートが行われたので
1ヶ月ちょっとという間隔で行われたことになる。

検索エンジンの精度で考えるとやはりGoogleに遅れをとっているYahoo。
アップデートにより吉と出るか凶と出るか。

2008年10月6日月曜日

モバイルSEO業者の被リンク対策

PCでは内部対策と外部対策の重要比率が3:7と言われている。
今でこそ、モバイルSEOでも外部対策が主流となっているが、
ほんの数ヶ月前までは内部対策しか行わない業者も数多く存在した。
ひどい業者になるとYahooカテゴリに登録しただけで終わり、数十万円も取る業者もいたほどでである(知人談)。
現在はモバイルSEOに参入する業者も増え、外部対策の検証も数多く行われてきた。
その代表格がSpeeeのMOLASとイーファクターのトラストチェッカーだ。

この2つのツール、一見似たようなツールに感じますが、実は概念がまったく違う。

前者のMOLASは、リンク(一次リンク)だけでなく、そのリンクの被リンク(二次リンク)やその先の被リンク(三次リンク)の先まで際限なく追うことができるツール。
主にリンク数で判断してるものだろうと思われる。
後者のトラストチェッカーは、2次リンクや3次リンクは追わず、一次リンクの信頼度をGoogleのトラストランクの概念で分析しているものだ。
信頼(トラスト)サイトは開発者独自で分析していると思われる。

今後モバイルインターネットでスタンダートになるのはどちらか。
PCのSEOではトラストランクの概念が重要視されてきた昨今、
今後のモバイルSEOに目が離せない。

2008年9月11日木曜日

モバイルSEOにおけるトラストランク

PC(Google)のSEOでは知られることが多くなってきたトラストランク。

トラストランクとは、信頼性という観点から Webページを評価するアルゴリズムである。

トラストランクは、人為的な選定で信頼できるWebサイトを複数決定し、
そのサイトからリンクされているWebページへと点数を与えていく評価方法をとっている。

果たしてGoogleモバイルではこういったアルゴリズムが組み込まれているのか。
検証した結果、組み込まれている可能性が高いことが分かった。
最も分かりやすい例はヤフーカテゴリ登録サイトからの被リンクである。

ご存知の通り、ヤフーカテゴリの審査は人間が行っている。
つまりまともなサイトじゃないと審査が通らない訳で、
おそらくヤフーカテゴリ登録サイトはGoogleにとって最も信頼できるサイトの一つである。

実験として、同じような内容(まったく同じではない)のモバイルサイトを2サイト用意し、
1つ目のサイトには非ヤフーカテゴリのサイトを、2つ目のサイトにはヤフーカテゴリサイト被リンクとして加えてみた。

一ヶ月間、順位の変動を見守っていたが、結果、2つ目のサイトが1つ目のサイトよりも
上位に表示されることを確認した。
確かにGoogleモバイルは荒削りなアルゴリズムだが、トラストランクの概念はPCのものをしっかり受け継いでいるように思われる。

今後も更に検証を続けたい。

2008年8月29日金曜日

モバイルSEOにおけるクローラー対策

HTTPリダイレクトの設定を行う場合は、302リダイレクトを使用していない。
通常リダイレクトを設定するとデフォルトで302リダイレクトとなってしまう。
本来302とは「一時的な移動」という意味があるので、クローラーはリダイレクト元の
ページを読み込んでしまうことが多い。


GoogleクローラーのIPやUAに対してUA制限及びIP制限をしていない。
PCのIPを拒否しているモバイルサイトが多いと思うが、それではGoogleのクローラーをも弾いてしまう。
GoogleのIPは開放しよう。


Yahoo!クローラーのIPやUAに対してUA制限及びIP制限をしていない。
同上である。


クロールさせたいページに対して認証制限(パスワード設定等)をしていない。
これも当然のことである。
クローラーのIPからアクセスがあった場合のみ認証制限の無いページへ飛ばすようにすれば
無理なことではないが・・・。


セッションIDを吐き出す場合、クローラーにセッションIDを返さない設定にしている。
アクセス毎にURLが変わってしまうセッションIDはクローラーにとっては優しくない。
クローラーのアクセスがあった場合はセッションIDを返さない設定にしよう。
if (!eregi ("クローラ名", $HTTP_USER_AGENT))
  session_start ();
このソースを加えるだけである。(PHP)

Googleのウェブマスターツールに適切な形で登録されている。
ウェブマスターツールを利用するとインデックスされやすくなる印象がある。
また、クローラーの更新頻度や検索クエリ情報なども知ることができる。
是非登録することをオススメする。

2008年8月27日水曜日

GoogleモバイルとYahoo!モバイル

2007年10月。
GoogleモバイルとYahoo!ケータイが相次いで検索機能の大幅な改変を行った。
それはどのような改変かというと、「キーワードによって検索表示が変化する」というものだ。
例えば「猫」と検索すると、猫の写真が表示され、続いて検索結果が表示されるというものである。
「アルバイト 日払い」と入力すると日払いの求人情報のに続いて検索結果が表示される。

Google、Yahooが変更したサービスの共通点は
1.複数の検索対象を表示する
2.キーワードによって結果表示を変化させる
といった2点である。

さて、こういった改変により、ますます使いやすくなってきた2大検索エンジンだが、
検索結果に引っかからないサイトも多く存在する。

あなたはクローラをご存知だろうか?

ウェブ上の文書や画像などを周期的に取得し、自動的にデータベース化するプログラム。WUAの一種。「スパイダー」や「ロボット」などとも呼ばれるものだ。
つまりこのクローラに取得されないモバイルサイトが検索結果に載ることはない。
では何故クローラに取得されないサイトが存在するのだろうか?
それはクローラのアクセスを弾いてしまっているからである。
具体的に言うとクローラのIPアドレスを弾いてしまっているのである。
企業の運営するモバイルサイトの殆どはセキュリティ上、PCからのアクセスを制限していることが多い。
ここに大きな落とし穴があったのだ。
実はモバイル検索エンジンのクローラというのはPCのIPアドレスを持っている。(ちなみにユーザエージェントは携帯のもの)
まさかクローラのIPアドレスを弾いていると気がついてる担当者は少ない。
これがPCのSEO対策と大きく違う点である。

2008年8月25日月曜日

モバイルSEOにおけるキーワード対策

SEOにおいて最も重要なことはキーワード選定である。
SEO、リスティング広告においてキーワード選定とは骨格となる部分である。
その為には、モバイルユーザの年齢層・趣味・リテラシーなどを理解しなければならない。
その際重要になるのはモバイルユーザのリテラシーを配慮したキーワード選定だ。
モバイル検索ではワンワード検索が主流になっていることはご存知だろうか?
モバイルユーザは若年層が多いのが原因で情報よりも娯楽を求める傾向にある。
また、情報を絞り込むという行為に慣れていない。
下記のfroute社の2007年検索ワードランキングを見ていただくと分かると思うが、
一般のモバイルユーザは情報よりも娯楽性を求めていることがお分かり頂けると思う。

1位 脳内メーカー
2位 顔ちぇき
3位 花より男子
4位 体内メーカー
5位 恋空
6位 2ちゃんねる
7位 都市伝説
8位 モテちゃった占い
9位 あいのり
10位 花ざかりの君たちへ
11位 着うた
12位 オカザイル
13位 アクエリオン
14位 小説
15位 受け攻め度チェック
16位 905i
17位 顔モード
18位 有閑倶楽部
19位 モテミング
20位 声ちぇき

しかしながら、検索エンジンの精度の向上や、各企業のモバイルサイトの見直し、更にモバイルユーザのスキル向上によりモバイル検索が常識になってくれば、ワンワードだけでなく、2ワード以上の対策をすることは必須だろう。

ビックキーワード・スモールキーワードという言葉を聞いたことあるだろうか?
「ビックキーワード」とは、多くの利用者が検索する検索語(キーワード)のことである。
ビッグワードで検索結果の上位に表示されることによって、多大なアクセス数の向上が望まれるが、ビッグワードは一般的な単語であることが多いため、利用者のニーズが絞り込まれていないことも多く、売上等に直接結びつかないことも多い。

「スモールキーワード」とは、ビッグワードの逆で「あまり検索されないキーワード」である。
例えば「着メロ」がビックワードならば、アーティスト名や曲名などがスモールキーワードと言える。
その為、多くのアクセス数を集めることには向いていませんが、特定の層の利用者が入力する具体的なキーワードが高いため、ビッグワードで検索してアクセスするユーザよりもコンバージョン率は高いといえる。
また、検索数も少ないので競合も少ない。

前項でも書いたとおり、モバイルユーザはワンワード検索が圧倒的に多い。
キーワードが限られてくるので自ずとビックワードの重要性が高くなってしまう。
かといってコンバージョン率の高いスモールワードを切り離してしまうわけにはいきません。
そこで弊社が提案するのは、TOPページをビックワードで対策し、他のページをスモールワードで対策していく手法である。
かつ、全てのページがサイトの入り口(TOPページ)となるようなサイトが望まれる。

分かりやすい例で言うとamazonがその代表格である。
ユーザーの動向を研究し、いかに効果的なスモールワードを見つけられるかが最も重要なキーワード対策の根幹なのである。

2008年8月18日月曜日

ディレクトリ型検索エンジン対策

モバイルSEO対策に最も無難な方法、
それは有料ディレクトリ検索エンジンへの登録だと言われている。

現在、主な有料ディレクトリサービスは4つ存在する。
  • Yahoo!モバイル ビジネスエクスプレス
  • エフルート ビジネスプレミアム
  • ジェイリスティング Jエントリーモバイル
  • クロスリスティング クロスレコメンドモバイル


サービス名 審査 料金 対象検索エンジン
Yahoo!ビジネスエクスプレスモバイル PC版と同様に厳しい審査が行われる。 通常サイト:52,500円
特定サイト:157,500円
Yahoo!ビジネスエクスプレス
エフルートビジネスプレミアム Yahoo!ビジネスエクスプレスに比べると、審査は通過しやすい。 通常サイト:31,500円
特定サイト:105,000円
エフルートビジネスプレミアム
Jエントリーモバイル Yahoo!ビジネスエクスプレスに比べると、審査は通過しやすい。 通常サイト:42,000円特定サイト:63,000円
136,500円
Jエントリーモバイル
クロスレコメンドモバイル Yahoo!ビジネスエクスプレスに比べると、審査は通過しやすい。 通常サイト:31,500円
特定サイト:63,000円
105,000円
クロスレコメンドモバイル



では何故これほどまでにディレクトリ検索エンジンの影響が強いのであろうか?

それはトラストランク【Trust Rank】の概念がクローラーに組み込まれているからと言われる。
トラストランクとは、信頼性という観点から Webページを評価するアルゴリズム。

信頼性のおけるモバイルサイトが数少ない現状では、
必然的にディレクトリ検索エンジンからリンクの効果が大きくなることは言うまでも無い。

また、自動生成されたような(巷ではサテライトサイトと言われる)Webサイトのリンク100個よりも、一つの事柄を詳しく説明しているWebサイトのリンク1つの方がリンクパワーは強いと言われている。
これまでの被リンクの数重視はスパムサイト扱いされるのがオチである。

ちなみにモバイル検索エンジンのクローラーがどの程度のアルゴリズムを持っているかは
検証中であるが、Googleモバイルの挙動を見る限りトラストランクの概念は存在すると思っていいだろう。
Yahooは被リンクの影響自体がまだ弱いと見られる。

今後の研究でより詳しくクローラーのアルゴリズムについて発表できればと思っている。